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2007-12-08

スペイン/1936

昨日、今日にかけて立て続けに映画と映像作品を見たので、備忘録としてここに残しておきます。毎週木曜の夜に集まるAutonomous group meetingで、イギリスの社会派と呼ばれるKen Loach監督の「Land and Freedom」を見る。



スペイン戦争を、反ナチズムの義勇兵として参加したイギリス人の視点から、カタルーニャの解放から、共産党とアナーキストの対立、内紛までの過程を描く。詳しく、スペイン革命について勉強していないので、明言できないけれど、D.グレーバーが言うように、スペイン革命はファシズム対反ファシズムという対立軸よりも、アナキズムを支持した民衆が、資本家と軍隊を自分たちの街から追い出し、直接民主制に基づいて社会運営を試みたという点において、何よりも画期的であり、だからこそヨーロッパ各国は、国家間の利害を超えて、国家そのものの権力機構を保持するために、総勢でこれを潰しにかかったのだろう(イギリス、フランスは中立という名で実質、ナチスドイツのフランコ将軍への援助を黙認した)。
ソビエトのスターリン主義の露骨な介入も、見方を変えれば、権力装置としての国家機構そのものを否定する運動を潰すためだったとも考えられる。左右のイデオロギー論争は、共に国家という政治機構を社会の前提としている場合、実質的には何ら差異はないように思う。Loach自身はこの映画自体をアナーキストに同調するように描いている。彼らは、ファシズムとスターリン主義という、人間の自発的な意志と平等への志向を否定し組織とイデオロギーへの従属を要求するこの資本主義の背面にある双子の暴力に対して戦っていたのだと改めて思った。

日本に帰ったら、「カタロニア讃歌」をもう一度読もう。

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