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2008-02-12

一体、誰がこんなところに壁なんか建てたんだ?

「詩的テロリズム(ハキム•ベイ)」は、物理的な破壊を目指すテロとは全く別の次元で作用する。「詩的テロリズム」は「人々の頭の中にある国境や隔離壁、監視所といった想像上の境界線を粉々に破壊」する。それは、新たな壁を打ち立てはしない、彼やバタイユが言うには、世界に超えてはならない壁など存在しなかった(「禁止とは侵される為にそこにある。」バタイユ)。ベンヤミンが「神的暴力」と名付けた力は、自分の頭の中で育ったこれらの境界線と、境界線の向こうの恐ろしい他者の姿を「血を流さずに一撃で粉砕する」。それは、つまり、自らが植え付けられていた恐怖のイメージ=他者の像を自ら粉砕することだ。

「T.A.Z (The Temporary Autonomous Zone, Ontological Anarchy, Poetic Terrorism)」Hakim Bey.

The 28 millimetres project
28 millimetres by JR and Ladj Ly



注)ただし、事実存在している暴力、制限、抑圧の手段/装置を物理的に破壊することも、またひとつの「詩的テロリズム」の方法だと思う。

例えば、もし、1月のパレスチナのガザにある壁の破壊を暴力だと呼ぶ人がいたら、それはこっけいに聞こえる。何も知らないか、あえて別の事実を隠す為にそう非難しているかのどちらかだ。それでは、いったい、1989年にベルリンの壁を壊した無数のベルリン市民の行為も、野蛮で暴力的なふるまいだったのだろうか?
すべての壁という壁は、いつの日か、自らが引き倒される日を待ち続けたまま立ち続けている。

Palestinians break out from Gaza seige - 23 Jan 07

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